上腕二頭筋は二関節筋で肘を曲げる動作(屈曲)、肩の安定に働いています。
スポーツで投球をしたり、指で押さえることによってこの部分に痛みが生じることがあります。

上腕二頭筋長頭腱炎(野球肩)

上腕二頭筋は二関節筋で肘を曲げる動作(屈曲)、肩の安定に働いています。
特に長頭腱は関節内で関節唇につき、そして上腕骨の大結節と小結節の間の結節間溝を走っています。
※右の図赤丸印の部分が結節間溝

この部分を上腕二頭筋の長頭が通ります。
スポーツで投球をしたり、指で押さえることによってこの部分に痛みが生じることがあります。
上腕二頭筋長頭腱炎は野球肩の障害の中でも多く見られます。

検査

症状は腕を横に上げたり(外転)、前腕を外に開く動き(外旋)で結節間溝に痛みが生じ ヤーガソンテスト、スピードテストなどで痛みが誘発されます。

手順1
検者は患者の痛む場所を押さえながら(検者左手親指)反対側の手で患者の手首を持ちます。
患者は痛めた手を中間位に。
手順2
検者は結節間溝を押さえたまま、患者に手首を外に返してもらいます。(手のひらを天井に向ける)
この時、検者が抵抗を加えると二頭筋長頭腱の炎症部に痛みが出る。

治療

過緊張を起こしている筋肉に対して、緊張を取る目的で理学療法を加えていきます。
そうして筋緊張の不均等を整えていきます。
症状が進行し、なかなか痛みの取れない場合には十分な休息と回復過程にあったプログラムに基づいて、スポーツ鍼灸治療やリハビリを行っていきます。

上腕二頭筋長頭腱炎の予防として、投球前の肩のウォーミングアップ、各方向へのストレッチなどを十分に行い、投球後のアイシングを15分間ほど行います。
そうやって早期の局所の炎症を取り除くことが障害の予防となるので、無理な負荷や疲労が残らないようにすることが大事です。

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